2020/05/21
大森からニューヨークStyle
大森伸光マンションリノベーション中その一歩先には何があるのだろうか?
ドアを開ける瞬間までドキドキとワクワクが止まらない
それがこういうリノベーションの現場だ
1968年の3月、そのマンションは大森で産声を上げた

内装はいたってシンプルな昭和の団地
そこには2つの和室とキッチン、よくある2Kタイプの部屋だ
この部屋は高度経済成長の日本を支え、そしてずっと見守ってきたのだろう
和室を解体し天井下地をはがしていくと、天井のコンクリートには長年この部屋を支えてきた記憶が刻まれていた

そう天井スラブに刻まれた型枠の木目
岩坂の頭には直天井にするアイディアがここで生まれる
この木の思い出も一緒に未来にもっていこうじゃないか、 と

高くなった天井
仕切りを取り払った部屋
解放感に満ちた部屋が出来上がる、はずである
穀雨過ぎて人々が自粛生活を余儀なくされた2020年
東京の下町大森はニューヨークへと進化を遂げるのであった……
次回:大森伸光マンションの完成